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Channel: 九州戦国ブログ~室町末期から江戸初期まで~
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【永禄元年、肥前の熱い9月・後篇】龍造寺隆信「覇」の巻9

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肥前で一番~(*´○`)o¶~~♪トキメキを止めないで~(*´○`)o¶~~♪
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1558年元旦、神代勝利がリベンジに成功し、山内旧領へ復活(=^・ω・^=)v ブイ
同年(多分)元旦、龍造寺隆信が神代に加担した義兄・八戸宗晹を攻撃し、八戸の城・領地没収(=^・ω・^=)v ブイ
更に隆信は亡き(てか隆信が謀殺した)高木の城だった甘南備(かんなび)城を修理し兵を入れた。

ちなみに・・・甘南備城ですが、
http://blog-imgs-50.fc2.com/s/i/o/siori20120901/20130721181958c3d.jpg
この通り、緑斜線部分=神代エリアにガッツリ囲まれてます。

(以下、緑枠文字は北肥戦誌よりの抜粋、( )内は管理人の補足)
(隆信は、甘南備)城には9月より、水町左京助信秀を入れたが、兵数が心許なく、小河筑後守信安の一族である小河但馬守・小河石見守・小河次郎大輔・小河左近大夫を置いた。
三瀬村誌だと小河次郎大輔と小河左近大夫が混ざって?、小河左近大輔で小河筑後守信安の弟となってます。
いずれにせよ、かなり近しい血縁関係だったようです。

自分の領内に居座る敵城に、神代勝利はイライラしてました。
もう、こうなったら龍造寺と決着つけるしかないぉ(`・ω・´)キリッ
ってことで神代は城原の江上武種とファイトーー!( °ロ°)乂(°ロ° )イッパーーツ!!タッグを組んだ。
同月(9月)に(神代勝利は)北山の峰に陣を布き、中旬に神代家臣の梅野帯刀、松瀬又三郎に兵を与えて春日山(甘南備)城へ差し向けた。
・・・・北山where?・・もし三瀬の北山ダムのあたりだとなると、甘南備城まで山あり谷あり坂もありで2km以上。
「差し向ける」距離としては、どうなんだろ・・・現在、腰がイマイチのシオなら行軍半ばで挫折します・爆

松瀬も梅野も山内の豪族で、地生えである彼らの姓は、そのまま地名として残ってます。
松瀬は神代家臣・三人衆の一人で松瀬又三郎は一族。場所は現在の富士町にあります。
梅野は富士町と大和町の両方に地名がありますが、この場合は大和町の梅野さんだと思います^-^
若い梅野帯刀とその一族が先陣に選ばれたのは、このあたり(大和町)の地理に詳しいが抜擢理由だからです。

神代勢が動いた報告を受けた甘南備城。
ならば城を出て北側の峰に登り、敵を見下ろす高地より岩を投げ落とし、矢を射かけるべしと提案する者があった。
小河左京大夫を始め、皆が我先にと打って出ると、そこへ若武者ただ一騎が一息に登る。
それは先陣として進み出た梅野帯刀であった。
・・・・颯爽登場の梅野帯刀(`・ω・´)キリッ
(甘南備)城兵は此れを見て「天晴れなる敵、組み打ちにすべし」と犇めくが、帯刀は険しい場所を踏み外して真っ逆さまに落ちた。
小河の家臣2騎が駆け寄ったが、帯刀は立てずそのまま討ち取られた。
・・・・・・・2行で討死・・・il||li _| ̄|○ il||l
北肥戦誌ではシンプルに「険しい場所」としかありませんが、三瀬村誌では「小砂混じりの崖道」となってます。
おそらく甘南備城の城壁に取りすがり城内一番乗りしようとして、他の味方が避けた足元が滑りやすい崖道を登ったんじゃないでしょうか。
地元では、この場所を「帯刀転び」と呼んでいるそうです。(と三瀬村誌にあるが現地未確認でつ)

戦と言うのは何があるか判りません。
残念な討死した梅野帯刀を見て、梅野一族が「ゴルァ!!!~~~(# ゚Д゚)・;'.」と激高、火の玉の如く攻めかかる。
さらに第二陣の松瀬勢も攻撃に加わり、とたんに乱戦突入。
逆に甘南備城兵の方が押されてしまい、城へ撤退。

勢いづいた神代勢は、そのまま城攻めへと切り替え。
こうなると地元有利( ̄ω ̄A;アセアセ
甘南備城は三方からの攻撃を受け支えきれず、落城してしまいました。
小河一族と城兵の大半が討たれ、かろうじて脱出した将兵が何とか佐嘉へと帰還した。

勝利した勝利(かつとし)は、兵糧を配り士卒を休息させた。
神代勢が休んだ場所は「布張平」と呼ぶそうですが、検索してもWEB上ではHITしないので、三瀬村誌に記録として残ってるだけで伝承は途切れてるかもです。

一族(三瀬村誌では弟と一族)が神代勢に討たれたと知った小河筑後守信安。

小河(# ゚Д゚)・;'.[神代が首を討ち取り、討ち死にした者らへの手向けとする]

と息巻き、10月15日(勝手に)出陣してしまうのだが、それは・またの話 by^-^sio

次回「十六夜(いざよい)」の巻

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