、、ゴホン、忙しくて後回しにしてたんですが、引越しが落ち着いたので、こちらも再開します( *´艸`)
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緑文字---原文(翻刻版)ママ
青文字---読み下し
赤文字---意訳
はじめに・・・
漢字だらけで ゜ ゜( ∀ )ぅ!?目が滑るん~~という方は↓にある要約まで飛んで下さい^^b
(折封ウハ(上)書)
「 吉弘左近大夫
相良殿 御報 鑑理」
「- ーー」(端裏切封)
爲 御進発御祝儀、被成言上候条、最専一存候、仍御懇書并両種被懸御意候、御丁寧之儀、畏存候、然者、御分国諸堺属 御案利候、然處、中国之者共筑前表迄浮出候間、各令対陣、此節不拔足討果、永々被明御隙候様、衆評半候、將亦、菱刈表干戈于今無止事候哉、弥御堅慮肝要相存候、就中、御先代己来毎事御忠意之続、倍無音相違之由、乍案中、専要候、寄々衆仰談、其堺之儀、深重可被成御入魂事、尤可目出候、諸慶期来喜、令省略候、恐々謹言、
(永禄十二年)
五月十一日 鑑理(花押)
相良殿 御報
ここまでで力尽きそう・・・il||li _| ̄|○ il||lゼーハーゼーハー
でも入力(or手書き)して漢字の意味を考えながらでないと読み下せないオバカなんで、お付き合いください(><;)
まず宛名が日付と同じ位置なので、大友家老として相良氏に敬意を払っているのが判ります。
文中にも敬語、丁寧語が相良に対して使われており、全体として丁重な書状です。
為(ここ)に(宗麟の)御進発(=出陣)御祝儀を、言上成され候条、最も専一(=第一である)存じ候、
宗麟の出陣に対して御祝儀を言上されたことは、最も第一の事と思います。
仍(よ)って御懇書(ごこんしょ)并(あわ)せて両種御意に懸(か)かられ候、御丁寧の儀、畏(かしこ)まり存じ候、
※御懇書(ごこんしょ)、相手を敬ってその手紙をいう時の言葉
それと(相良から)頂いた手紙と共に気に懸けて頂き、丁寧さには頭が下がりますm(__)m
然者(しかれば)御分国諸堺属(宗麟が)御案利(あんり)候、
※案利(あんり)、思いのままor勝利
それでしたら 御分国の堺のことは、宗麟の思いのままです^-^。
然處(さるところ)、中国の者共(ものども)筑前表迄 浮かれ出候間、各(おのおの)対陣令(せ)しむ、
そういえば、中国の連中が筑前表まで、ヒャッハーっと浮かれ出てるので、おのおの陣を敷いております。
此の節 足抜からず討ち果たし、永々(えいえい)御隙(おんすき)明らか候様(そうろうさま)、衆評半(なか)ば候、
これらは残らず討ち果たし、それほど手間をとらないでしょうから、話し合い半ばといったところです。
將亦(はたまた)、菱刈表干戈(かんか)于今(いまだに)止む事無く候哉(かな)、弥(いよいよ)御堅慮(けんりょ)肝要(かんよう)相存(あいぞんじ)候、
はたまた菱刈表での戦が未だに止まないという事は、いよいよ賢明な判断が重要になると思います。
就中(なかんずく)、御先代己来(いらい)毎事(まいじ=いつも)御忠意(ちゅうい=誠意、真心)の続き、無音(ぶいん)倍して相違の由(よし)、案中乍(ながら)、専要(せんよう)候、
なかでも先代以来 常に忠の心が続き、今まで以上に報告する事は、当然ながら 大事です。
寄々衆(よりよりしゅう)仰(せ)談、其の堺の儀、深重(しんちょう)御入魂(ごじっこん)成さられ可(べ)く事、尤も目出(めで)可(べ)く候、
寄々衆=この場合は先に連著で書状を出した戸次、臼杵、吉弘を指すと思われる
みなが言うには、其の堺(菱刈表)のことは、重要で集中して取り組むべきことであり、尤も大事にすべきです。
諸慶期来喜、省略令(せ)しむ候、恐々謹言、
季節の挨拶など省略させてください。恐々謹言
丁寧すぎて、意図を読み取るのに時間かかっちまたぜ:゙;`゙;`;:゙;`;:゙`;:゙;`ヽ(゚∀゚ゞ)ブハッ
要約すると
いろいろ進物やら手紙やら細かい気遣いありがとねーーー
筑前のほうは大丈夫!大友だけで片をつけるぜ、もう楽勝だからさ!(^ -)---☆Wink
(ここは上位者として大見得きる場面(* ̄・ ̄)b)
菱刈表は戦が続いてるみたいだから、皆とも話したけど、そっちはそっちで大事だからさ。
相良は菱刈表に方に集中して事にあたってくれ~~
って事を、ものすごく丁寧に言ってます・・・・il||li _| ̄|○ il||l疲れた・・・・
丁寧・丁重なのは、相良のほうで礼を尽くしてることと外交上の配慮から^^/
全盛期の相良は、同じく全盛期の大友家老が配慮して書状を出す相手だったのです^-^