凍結路面で転んでプチ打撲・・・il||li _| ̄|○ il||l
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≪はじめに≫
自分の本業研究は「肥前史」で、歴史記事は趣味で紹介しております。
肥前史以外の資料は所蔵していないので、記載している出典元は基本として自分では未確認です。
ですから、あくまでも「こういう見方もあるんだ~」という程度の「読み物」としてお楽しみ下さい^-^
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≪記事内ルール≫
年号は旧暦対応表記です
青文字⇒⇒一次or二次史料などの元出典があるもの
緑文字⇒⇒三次史料や補足&解説となる部分
他文字⇒⇒分析・推測・・つまりIFバナなので、苦手な方はスルーで^^;
その他の出典&参照元⇒⇒必要に応じて都度明記
※何処までが確認がとれたデータか、孫引きデータなのかは、極力明記します( ̄ω ̄A;アセアセ
享禄3(1530)年に菱刈氏が相良から支援を受けて大口城をゲットします。
菱刈側・島津側には「菱刈と相良の連合軍」となっていますが、内訌で疲弊&残党退治に忙しかった相良側では記録がないんです。
ですから攻略は菱刈氏主導だったと推測できます。
菱刈主導だったから、落城したあとの大口城は菱刈が入ってたんじゃないでしょうか。
が、20数年の間に「何かあって」菱刈氏は大口城を失います。
経緯不明ですが、相良義陽が当主になったころには、大口城は島津配下の西原氏が城主となっていました。
なんで経緯不明かっていうと、当事者の島津も菱刈も縁戚で御近所の相良も記録が完全に欠落してるからです。
なんで欠落かっていうと想像ですが、「大口どころじゃなかったから」じゃないでしょうか^^;
経緯は不明でも菱刈が大口城を失う理由は明快です。
「何らかの事情」で、菱刈を取り巻くパワーバランスが崩れ、菱刈は大口をキープするに必要な政治的な後ろ盾を失ったのでしょう。
で、まず菱刈と縁戚で同盟関係だった相良ですが、肥後の情勢が不安定で大口城や菱刈どころじゃなかった・・・と思うんです。
肥後で大きな影響力を持つ阿蘇氏が、家督を巡って兄弟で争い、それに相良氏は介入してて兄の方を押しメンにしてました。
それにケリつくまで30年くらいかかってる。
あと肥後守護職・菊池義宗が実家である大友氏に対して謀反してて、相良は菊池側で加担してます。
(ただし深入りはしないで大友から睨まれるのは上手く避けてます)
もっと細かく言うと大友に対する肥後における謀反は、通算5回
1532年、肥後国衆謀反
1534年、この時が肥後守護職・菊池義武の謀反
1550年、菊池義武がリベンジの謀反
1556年、大友家臣・小原鑑元が肥後で謀反
ちなみに阿蘇氏の兄弟仁義・・・もとい兄弟相克は1513年スタートの1543年終息です。
(簡便につき元号略)
肥後が不安定で大友が忙しい事に乗じて、相良氏は着実に戦国大名化へと成長していくわけです。
ただ不穏なだけに、これ以上のトラブルを抱えるのはヤバいので、相良としては島津と敵対するのが得策じゃなくなります。
そのため途中から相良と島津は友好関係になり、
義陽編で度々記述しているように「相良と島津は、義陽が裏切るまでは友好関係」という状態になったわけです。
さらに菱刈にとって外交的に打撃になったのは、薩州家の後ろ盾を事実上失った事だと推測してます。
菱刈が大口城をゲットした頃って、宗家の座を巡って薩州家と伊作家が思いっきり敵対してた真っ最中なんです^^;
ただしゲットした1530年ころは、薩州家が優勢でした。
一度隠居した島津勝久を伊作側から呼び寄せて、薩摩守護職に復活させてたころです。
伊作島津の反撃が本格化するのが1536年・・・この天文5(1536)年9月15日に73歳で薩州家3代目だった島津重久が亡くなってます。
この亡くなった薩州家・重久が菱刈氏14代目・重州の祖父なんです。
菱刈氏が薩州家VS伊作に関わりがあったかは不明です。
薩州家と縁戚関係だけに菱刈が無関係でいられたかは、かなり疑問ではありますが、菱刈側にはデータが残っていません。
ですから、あくまでもIFバナですが・・薩州家に加担してたために、菱刈は大口城を失う羽目になったのかもしれせん。
1538(天文8)年に薩州家・実久は、伊作の島津日新斎と和睦し出水へと退きます。
薩州家と縁戚関係だった菱刈氏が、大口城を失うような大きな政治的要因は、この前後しか考えられません。
ところがですが、ネタバレになるけど「上記IFバナ以外で」「違う類推が出来る一次史料がある」のが悩ましいところなのです^^;
さて、菱刈氏が大口城にリベンジするのは、弘治2年(1556年)の事になるのだが、それは・またの話 by^-^sio