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え~~先だって迷子になりかけながら佐藤進一先生の「古文書学入門(改訂版)」を購入しましたので、
当ブログでも古文書学入門(改訂)として再スタートしたく存じます。
つまるところ「オバカな管理人が覚えるまで付き合って♪」というこです(*´pq`)
改訂版ですので、前回の如く付け焼刃ではなく基礎からマッタリまいります__φ(.. ) メモメモ
基礎すぎて先生の本にはないので、ウィキペディアやコトバンクから御知恵を拝借しております__φ(.. ) メモメモ
ということで紙の話からです。
文書を書くのに使う紙・・・・つまり和紙ですが、料紙(りょうし)と呼ばれていました^-^
料紙に使う和紙の種類を大別して斐紙(雁皮紙)と総称します。
木簡だった日本の文字文化が文書として残すようになるのは、中国から唐紙が輸入され、やがて国産化し流通するようになってからです。
これが平安期の頃なんだから、ある意味凄い^^;
日本って何でも「輸入すると、すぐ国産化」して「量産体制に入る」のよネー(*´・д・)(・д・`*)ネー
時代が下ると文書も公文書用、写経用、懐紙用、と目的別に種類が増え、和紙文化は襖紙や障子紙へと発達していき、現代では海外の美術工芸品修復に和紙が利用されほどのレベルに至るわけです(=^・ω・^=)v ブイ
さて武家の話です。
上質の料紙(=和紙)は貴重品で、公家に限らず武家社会でも贈答品として喜ばれておりました__φ(.. ) メモメモ
贈答の場合は2パターンあり、一束一本or一束一巻という形式です。
ちょっと管理人の脳みそ容量が・・・(;´Д`)
一束一本の場合
扇一本+杉原紙(壇紙・美濃紙・越前紙・甲斐田紙・修善寺紙)一束(10帖)
一束一巻の場合
緞子(小袖・絹布・縮緬・葛布)を一巻と杉原紙一束(10帖)
※緞子⇒どんす、製品化前の生地の原反・・・反物(たんもの)です。
で、プレゼンですので日本の伝統的贈答用おリボン・・・水引で結びますキュキュっと~
一束(10帖)って単位ですが、贈る紙の厚さにより変化するそうで480枚か500枚だったそうな^^
武家の台頭とともに和紙の原産地を武家が握ることになるので、上質和紙である杉原紙は武家が独占します。
上位者が下位者に発行する公文書も杉原紙でした。
明治以降、杉原紙は贈答する慣習があった武家社会が無くなったために廃れ、現在流通している和紙の製法は美濃紙です。
杉原紙は伝統工芸、無形文化財として残っています。
日本の紙文化、舐めてました。
これだけなのに、まとめるのに意外と時間かかった・・・il||li _| ̄|○ il||l
ということで、試験じゃないから緑と黒の太文字部分さえ覚えていれば、とりあえず用は足りますぅ~(*´∀`)ノ