Quantcast
Channel: 九州戦国ブログ~室町末期から江戸初期まで~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 910

深堀家文書46_豊臣秀吉朱印状

$
0
0
http://history.blogmura.com/his_sengoku/ にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代

あぁっ!また謎のアイテムが出てる!!Σ(´▽`;)イヤン 
*****************************************
原文
読み下し(てるつもり)

両種二荷并鍮鉐鉢二到来、悦思食候、
両種 二荷(にか)併(あわ)せて鍮鉐(ちょうせき)二鉢到来、悦び思い食(しく)候

委細薬増可申候也、
委細、薬(施薬院全宗)増(増田長盛)申し可(べ)く候也(そうろうなり)

七月廿一日 ←豊臣秀吉朱印

           鍋嶋左馬助(深堀純賢)とのへ
イメージ 1
両種・・・何か二種類・・・なんだけど~何と何だよ!!!(# ゚Д゚)・;'.
献上品として定番なものらしく、一荷・両種を献上って感じでポンポンでます。
定番すぎて、何と何かワカねぇえええええええええ
単位からいって和紙や反物や太刀や馬とかじゃないのだけは、判るけど・・・(-ω-;)ウーン
食料?果物とか旬の野菜とか?(-ω-;)ウーン

ニ荷(にか)⇒単位です
まず一荷が天秤棒(てんびんぼう)の両端にかけて、一人で肩に担えるだけの荷物
で、それが×2で二荷、普通の献上数は「一荷」だから深堀さん奮発したっす。

鍮鉐(ちょうせき)・・・真鍮、つまり黄銅のことです。
鍮・・・・|PC|_ ̄)じぃー・・・この漢字を見ると、いろいろ思い出す・・・・ゲフゴホ

の特定は佐賀県史料集成の編集がやってくれてた~助かった!

で、深堀さんは鍋嶋姓を拝領するんですが、時期はイマイチ曖昧です^^;
でもって、書状の「奥上」じゃなくて真ん中あたりに宛名があり敬称も平仮名で「との」で目下への扱いです。
鍋島姓を貰うってことは、深堀は独立した国衆から鍋島配下(後に家臣)へとスライド化しつつあります。
そのため殿下から見たら、深堀は陪臣(家臣の家臣)的位置になるので、扱いが格下なんです。
だから秀吉は花押じゃなくて朱印で済ませてるんです^^;

こんな短い文章なのに、謎ワードで時間くった・・・il||li _| ̄|○ il||l
まだまだ知らない事だらけです ( ̄ω ̄A;アセアセ

え?超意訳?見たまんまなんだけど・・・まぁ恒例なんで
贈り物ありがと-----ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ
詳しいことは薬と増に伝えるね!!

って、ことだけなんです il||li _| ̄|○ il||l
何を伝えたんでしょうなぁ ( ゚Д゚)y─┛~~

Viewing all articles
Browse latest Browse all 910

Trending Articles