Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 910

【新納忠元_主君の余裕は家臣の大変?_市山の合戦その四_】

今や全ての書庫が不定期更新状態です,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!
http://history.blogmura.com/his_sengoku/ にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代

出典~近代デジタルライブラリからコピー「菱刈史:有川国千賀編、大正13」
(以下、緑太文字は原文、ただし( )内と句読点や段落はシオ補足)

永禄11(1568)年2月28日、大口の地理偵察をしていた市山城兵が見つかり、大口城から出た菱刈兵&相良兵と小苗代原にて交戦!
ちなみに交戦は、市山の城番である島津家臣・新納忠元が、小苗代薬師堂で参詣中の間に起きてました。

猛将にして教養人の新納忠元は興を催したらしく、
堂の壁間(=壁面)に「牡丹花下睡猫心在飛蝶」と書き始めた。
鎌倉時代からある由緒ある薬師堂の壁に落書き・・・( ̄ω ̄A;アセアセ

小苗代原という地名は現在残ってないようなんですが、小苗代薬師堂が伊佐市菱刈市山なので、その周辺(菱刈花北)のようです。
新納の家臣・久保勝八が、地理偵察部隊が交戦中&だんだん薬師堂の方にも敵兵が近づいて来てますぅ~アタヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノフタ
と、主に急を告げたのだが、忠元、自若(じじゃく)として尚年月日を書き畢るので
落書きした年月日まで書いてたようです^^;
【自若(じじゃく)---落ち着いていて,物事に驚いたり慌てたりしないさま】
さすが猛将、驚かない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
人物・新納忠元
 橘朝臣幸麿さま作画・晩年の新納忠元イメージ画像

勝八、頻(しき)りに呼ぶも忠元動く様子がないから
家臣の久保勝八が、何度も声をかけても忠元は壁に__φ(.. ) カキカキする方に熱中。
久保勝八・・・・・・(-ω-怒)ブチッ★

(勝八が)急に忠元が手を執(と)りて牽(ひ)き出した。
頭に来たのか焦ったのか、新納家臣・久保が薬師堂から新納を引っ張り出した。
コッチコイ!( ̄- ̄ )o―――――∞C</ ̄・ ̄)/))ズリズリ

故に其題字の末字体(てい)をなして居なかったといふ
全部書き終わる前に、引っ張り出されたので最後の文字が~~~~~~、って感じで流れちゃったそうです(爆
小苗代薬師堂は江戸期(明和年間)に焼失してるので、残念ながら新納の書いた壁も現存していません。
残っていたら、逸話の臨場感いっぱいだっただろうに,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!

新納家臣・久保が必死だったのは、ほんとに敵が目と鼻の先まで来てたからだった。
薬師堂から出てきた新納の背後から、相良兵が襲ってきて新納の左脇を刺した!(゚ロ゚屮)屮

余裕かましすぎて不意を突かれた猛将だったのだが、それは・またの話 by^-^sio

Viewing all articles
Browse latest Browse all 910

Trending Articles