よく考えたら相良本編のネタバレしてるんだけど、本業の史料集めも兼ねてるんで、まぁしゃーないっす^^;
ロン様作成_立花家紋ロゴ
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戦国ファンには知名度抜群・・・なんだろうか?
記事タイトルの名前で立花道雪の事だとピンと来る人は、マニアの部類に入るかも^^;
御本人はゲームなどで一般に知られている「立花姓」は生涯名乗っておらず、実家である戸次姓のままでした。
大友家臣で別名は「雷神」「鬼道雪」。
緑文字---原文(翻刻版)ママ
青文字---読み下し
赤文字---意訳
(折封ウハ(上)書)(切紙、捻封、追而書別紙同封)
「 戸次伯耆守
相良殿 御報 鑑連」
「- ーー」(端裏切封)
御音間畏悦之至候、仍諸境爲御閇目、被成【欠字※】御進発、方々属御案中候、殊肥前表凶徒近日加退治、彼國事行候、然處、芸家之者共至筑前目物深取入候之条、諸軍令対陣、万方通用相留、不抜足候、必急度可爲敗北候、將又、日薩就干戈、毎事其境不被得御隙之由候、御方角衆被仰談、弥御忠心不可有御別儀之通承候、最珍重候、猶重畳可令申候間、令省略候、恐々謹言、
(永禄十二年)五月八日 鑑連(花押)
相良殿 御報
(別紙)
追而、御茶五十袋幷羚羊皮一牧(枚)被懸御意候、御丁寧之儀、畏入候、恐々
・・・・・はぁ(´・д・`) なんといいますか・・・・
鎌倉以来の名門だからなのか、大友家臣の書状って、どうしてこう小難しい表現が多いんだろう(´;ω;`)ウッ
まず本文中にある【欠字】
これは、文中で一文字分スペースを空けて書くことで、貴人に対する敬意・礼のためにします。
従って文中に大友義鎮の名がなくても、大友家臣書状の中に【欠字】があれば、大友義鎮のことを書いているのです。
【欠字】は公家・武家を問わず一般的な書状マナーでしたので、書状を貰った相良でも義鎮のことだと判ってます^-^

御音間(音信)畏れ悦びの至り候、
御知らせありがとうございます!!ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ
畏れ悦び・・・てことで、相良からのアプローチかなり嬉しかったみたいです^^
諸境(国境)の御閇目(へいもく)爲す仍(よっ)て(大友義鎮が)御進発なさられ、方々が属すは御案中に候
国境の閉目---決着をつける為に(大友義鎮が)進発---出陣されたので、方々が(大友に)属すのは必定でしょう。
殊に肥前表の凶徒は近日退治を加え、彼國(かのくに)事行候、
肥前表の凶徒(=凶悪犯)・・・
龍造寺のことかーーーー,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!
さすが雷神道雪、容赦ないわぁ~ここまでバッサリ言われると、いっそ清々しいですな ( ゚Д゚)y─┛~~
えっと・・・殊(こと)に龍造寺は近日懲らしめ肥前で事を行いました。
(※肥前戦線は永禄12年1月~4月くらい「毛利勢渡海なぅ」の緊急事態で、龍造寺とは和睦)
然處(しかるところ)、芸家の者共 筑前目物深く至り取入候の条、
ところが毛利家の者どもが筑前に侵攻してきました。
諸軍対陣令(せ)しむ、万方(ばんぽう)通用相留(あいとめ)、不抜(ふばつ)足る候、急度(きっと)必ず敗北を爲(な)す可く候
諸軍は対陣し、各方面の通用はストップ。
不抜---不動の意志でおりますので、きっと必ずや(毛利を)敗北させることでしょう。
將又(はたまた)日薩の干戈(かんか)に就いて、其境毎事(ごとこと)隙を得られずの由候、御方角衆仰せ談じられ
方角(ほうがく)衆---大友語録でして意味としての定義は研究者間において論争中で未だ確定してません。
「合戦地域における特定集団」「ある地域における在地領主群の一括呼称」などなどです。
それと日薩(ひさつ=日向&薩摩)における戦についてですが
国境において隙を窺う事ができないと方角衆が話していました。
Who(誰が)の部分を推測するしかないんですが、臼杵氏の書状内容から行くと「(島津が)各国境に中々勢力を広げられずにいる」って戦況レポートを(国衆から)受けたってことかと・・・ポリポリ(6 ̄_ ̄)
冒頭で喜んでるから、相良・大友双方にとって悪い知らせじゃなかったと思うのよネー(*´・д・)(・д・`*)ネー
弥御忠心、御別儀有る可(べ)からずの通り承り候 最も珍重候、
ますますの忠義心に別儀(下心とか何か含むところとか)があろうはずもないと自分のハートに受け取りました(`・ω・´)キリッ
最も大事なことだと思います(`・ω・´)キリッ
猶重畳(ちょうじょう)申さ令(せ)しむ可(べ)く候間、省略令(せ)しむ候、恐々謹言、
なお重ねて申しますのは省略させて頂きます。恐々謹言なぅ
(臼杵さんと被るから省略ってことかと・・・ポリポリ(6 ̄_ ̄))
追而(おって)、御茶五十袋幷(ならびに)羚羊(カモシカ)皮一牧(枚)御意に懸からせ候、御丁寧の儀、畏れ入り候、恐々
追伸、お茶50袋とカモシカの皮一枚を頂き、御丁寧に畏れ入ります、恐々なぅ
別紙に書かれているので区切り線入れました。
これは古文書において【追而書(おってがき)】と呼ばれています。
特徴として書き出し文言が『追而、追申、逐申』などで、必ず別紙に書かれています。
書状本文の内容とは関係のない事柄を書き添える・・・現代でいう追伸です^^/
書き止め文言は「以上」「端書無之」なんだけど、プライベートな書状だと特に決まってないみたいです。
はぁ~~~~~読み下しに三日間~~~
大友関係の文書は未だ自分が不慣れな為に調べる事が多くて時間かかります^^;