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Channel: 九州戦国ブログ~室町末期から江戸初期まで~
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感想「柳川の歴史_4・近世大名 立花家」

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歴史ひすとりあ・・・モヤっとしたのは自分だけ?仙○の名前が出ないのは何処への配慮だ(笑
ごちそうさん~ごつい可愛い嫁さんは、島津義弘ファンだそうな (*´pq`)クスッ
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久々に読後感想^^/
正月休み利用して一気読み~

著者
中野等氏(柳川市史編集委員会副委員長・九州大学教授)
穴井綾香氏(柳川市史調査研究員・九州大学大学院比較文化研究院特別研究者)

てことで、柳川市が市史の通史を作ろう(`・ω・´)キリッ という一環で平成24年に発刊されました。
通史という事で「読みやすい」ものを目指してますが、著書を見れば判るように真面目な本です^^/

だから千熊丸クンが毬栗グリグリされた痛い話とか、
江戸浪々時代の浮世離れした坊ちゃんネタとか「逸話系」を期待しちゃダメ(´・д・`)
通史という性格上、大津城とか朝鮮の役とか八院合戦とか、
個々の戦闘における踏む込んだネタ・・・「戦記系」も期待しちゃダメ(´・д・`)

一次史料の比較検証、二次史料からの引用、IFバナも最小限。
他地域・他家史料との比較などなど・・・・素晴らしい!!!

今まで見た市史(通史)の中で過去最高スペック!! (人´∀`).☆.。.:*・
自分が理想とする郷土史(通史)のスタイルなんですぅ~~(人´∀`).☆.。.:*・

てことで細かい知行配分とかの話になると、そこまで柳川藩に詳しくないんで自分も置いてけぼりくらいます(爆
ただ幾つか ( Д )  ゚  ゚ 目からウロコというか、面白いな~と感じた事を少々。

まず筑前・立花城って城郭群だったそうな・・・ここもか!il||li _| ̄|○ il||l
雷神・道雪が入ったのが西立花城で、当然ながら主城ね^^/
別名がやけにある城だな~と思ったら城郭群でした・・・って、最近チラホラ見かけるようになりました(´・д・`)
それだけ九州の城郭研究が進んできた・・・
というよりか、一般に情報が公開されるようになった・・が正解かも^^;

豊後から引っ越す時に雷神さまが伴ったのは、実家である戸次の家臣じゃなかったんですって( ゚д゚)ンマッ!!
戸次家臣団のうち次男とか三男(=直参じゃない)、やむなく家臣から引き抜く場合は、系譜上で嫡流家を避けて庶流家からと実家(戸次氏)への気配りが見えるそうな。

一番驚いたのは・・・千熊丸クンが養子入りしたのは、高橋家と雷神さまが同盟(軍事的連携)するにあたっての人質の意味合いがあった・・・という点です。

千熊丸クンが立花城に入った時に、実家から連れた家臣が少なかったのも、そういう事らしい。
婿養子候補として・・・って言うのは書いてなかったので、跡継ぎ云々を書いた一次史料がないって事です
( ガチョ━━━(゚ロ゚;)━━ン!!)
とにかく大友家は家臣の造反が多かったので、そういう配慮がなされても不思議じゃないのは確か。
で、城督である雷神様が筑前の頭(トップ)になるから、人質を出すのが高橋家側になるのも筋は通ってます。

とにもかくにも一次史料に基づきキッチリ学術的に検証してるんで、跡継ぎと見込んで云々は後世の編纂・軍記物発信ってことなんですぅ~~~~
(※学術的なものなので、当然ながら逸話系である『立斎旧聞記』等には重きを置いてません)
ぐぁああああああああああああああああああ!!!
この本を読んでからカテゴリ「柳川藩初代藩主編シリーズ」を記事にしたかったよ~~~(_´Д`)アイーン
言い訳になるが、ブログに発表したのは出版後だけど、リサーチ段階では未だ出版されてなかった (゜-Å) ホロリ

話は飛んで1600年~~日向で庄内の乱ウィキペディアが起きます。
で、鎮西無双は日向に出陣する気マンマンだったそうな^^;
もちろん鎮圧側・・・島津への支援ですよ~( ̄ko ̄)

ただ家康が戦闘が拡大するのを好まず、何とか和議で治めるのを希望してたんで、宗茂公の出陣は実現しなかったのだとか。
で、朝鮮の役で親しくなってた島津忠恒に宗茂公が励ましの書状を送ってるんです。
現存してて画像写真が添付してたんだけど、面白かったのが堅紙じゃなくて折紙だったことです。

儀礼上略式なのは、宗茂公が当主で忠恒が部屋住み(=家督を継いでない)だからなのかな??
それとも急いでたからなのか?
添付写真が小さくて宛名が見えんげな!Σ(´Д`;)
全文を掲載してくれれば、もうちょいニュアンスとか読み下しできるんだけどな~(・A・)残念

ちなみに通史の他に史料編が別にあるのが、近年の高スペック市史スタイルです^^/
史料編の方は、今の自分が肥前関連の史料で一杯一杯なんで、余力が出たら購入を考える^^;

あと関ヶ原あとの島津征伐で東軍に帰順した宗茂公が先陣を務めるんですけど、
このときも軍功よりも島津を説得する方を、家康側は期待してたそうです。

とにかく軍記物から発信の逸話は一切入れることなく、一次史料に基づく通史なんで色々勉強になりました。
史料の解釈は、違う解釈する研究者もいらっしゃるかもですが、とにかく現時点における立花氏の通史として最新です。
巻末付録に年表がついてるんですが、この本のスペックならデータとして安心して参照できます ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ

古文書を読み下せば読み下すほど、自分の基礎知識不足を痛感するんで、頑張ります(=^・ω・^=)v ブイ

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