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相良家文書523_相良頼房(義陽)起請文案(御返事まて候)

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意訳も併記しちゃおっかなぁ~(←手抜きぎみwww)
  
  起請文
一従前代申談候事、不新候、倍可爲深重事
一 前より申し談(盟約)した事は、変わらずに、一層倍して履行して行きます。

一就今度弓箭、従最前一味同心申合候上者、向後不可有別儀事
一 今度の戦に就いて、最前(さいぜん)より心を一つして盟約しているので、これからも別儀(他の事)があってはならない

一従他方如何躱之中手雖有之、?不可入其案事、
ここパス,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!
実久の起請文にもあったけど 『中手』を文中に入れた意訳がわかんない~(_´Д`)アイーン 
囲碁用語からみの比喩かなぁ、他から何か(中傷とか?)きても、それスルーするね・・みたいな感じ?

一渋谷三家弥一致仁可被迎合由承候、案中候、爲此方も、不可有疎放之義事
一 渋谷三家がいよいよ団結し意見を合わせると言うのは必定です。
こちらも疎放(そほう)・・・大雑把なことがないようにします。
※渋谷三家・・・東郷、祁答院(けどういん)、入来院(いりきん)

一自嶋津殿何条御懇望之儀候共、信用申間敷候、御同前承候、本悦候、諸篇至三家、無覆蔵可申談事、
嶋津殿より どんな懇望(こんもう)・・誘いがあっても信用しない
って、嶋津は信用しないのか,;.:゙:..:;゙:.:: (゚∀゚ゞ)ブハッ!
前と同じと、承知しました。嬉しい!(*´pq`) 諸篇(しょへん)三家には、腹蔵・・隠し事なく申し談します。
    
     右之条々、於相違者、右の条件に相違があれば
梵天、帝釈、四大天王、惣而日本國中大小神祇、別者、肥後國鎮守阿蘇大明神、球磨郡内守護市房六所權現、青井大明神、八幡大?、天満屋天神、御部類眷属、神罰冥罰可罷蒙者也、
   仍起請文件、
 永禄十一年卯月四日
            相良修理大夫藤原頼房
    東 郷 殿
   祁答院殿

これは下書きなので頼房(義陽)の花押は未だありません。
義陽の諱は(大友とか、大友とか、大友とか)・・・に遠慮して使ってない時期です。

宛名のところ・・・条文には渋谷三家となってるのに、東郷と祁答院の二氏だけ。
東郷が後から証文交わします~って、入来院のことなのかも。
このころの祁答院は、二年前に当主・良重が正室(薩州家・実久娘)に殺されるという大事件のために混乱してて、
当主不在・・・祁答院一族(三人)合議で回してたようなので、東郷に祁答院がくっついてる状態だったのでしょう。

渋谷関係の文書は、これだけです。
で、ここから怒涛の北九州関連の書状が、ゴッソリ出てきます( ̄ω ̄A;アセアセ
というのも、毛利と大友がガチンコ突入したから^^;
後半には龍造寺の名前も出て来るんで、本業がからむから端折らず真面目にやります^^;

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